ひとときの幸福

2005年2月6日 日常
逃げるかのように、金曜日を休みして元同僚(♂)と2人
で戸隠へ行ってきた。入社以来、定宿にしている民宿があ
って、そこのオーナーの人柄に惹かれてくるリピーターが
多い。とにかく、そこへ行くと時間の流れが変わるのだ。
ゆっくりした落ち着いた時が過ごせる。

今回は、歩くスキーをはいて、戸隠神社の奥へ分け入って
いった。2mはある雪の上を縦横無尽に歩き回る。
真っ白な雪原にスキーの板で刻みを入れて行く。
昼は、戸隠の蕎麦と酒をたしなむ。ゆるゆると時間がすぎ
ていく。
夜は温泉に入って、オーナーと一緒に行きつけの山菜料理
屋へ行って、また酒を飲む。
ただ、それだけなのだけど、何も考えずに楽しんで、美味
しい物を食べて飲むということが心にゆとりを生み出す。
後は宿で2人でいろいろ話しをした。

相手の同僚は男だから私には、好意を抱いている。結婚して
いるから一緒にいられるのだ。複雑ではあるけど、これだけ
自分のことを心配して、いろいろ話しをしてくれる友人もそ
うはいない。
そんな彼も、人生の転機を迎えていて、もうすぐ今の仕事を
辞めて東京を離れる。彼の心残りは私のことだけだ、と言っ
た。
ありがたくて嬉しいけれど、哀しい言葉。
また、私を支えてくれる人が遠くへ行ってしまう。

でも、1泊2日、久しぶりに充実した、いい時間を過ごせた。

明日からはまた、戦いの日々が始る。
そう、戦いの日。
負けずに前を見て行こう。埋没しないように。

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